「30を超えると月日が経つのが俄然早くなる」という言葉がオーバー30になり痛いほど身にしみる
今日この頃です。
しかし、
「人が朝起きたところから目に映ったものを文章化すると、1日で文庫本24冊ぶんになるのだそうです」(TSUTAYA社長・増田宗昭さん、「ほぼ日手帳」より)
というくらい、1日は思っている以上に自分しだいで、まだまだ変えられるスペースがあるのも事実のようです。
個人的にはだらだらと何もしない、空白だらけの文庫本24冊分の1日も素敵だと思います。
けれども、仕事をしていると、そんな余白だらけの1日ではあっという間に「できない」人になってしまいます。と、今回は自戒の念も多分に含め、中身の濃い日々を送るためにも、仕事に効く3冊を紹介したいと思います。
まず、1つ目は、 『 できる説得 』です。 皆さんは、「説得力」があるほうですか? 私は口数が少ない家系に育ったせいもあり、迷わず「説得力がないほう」に挙手します。相手を言い負かすために、勢いよくしゃべり倒すのも性に合わず、「説得力」に関しては、何かいい方法はないかと模索中でした。しかし、この本を読み、「北風と太陽」しかり、相手の心を動かすには、力で押すだけではない、私にもできそうな相手が自然に認めてしまう方法があるのだと知りました。 たとえば、「あえて疑問形で投げかける」「絶対に正しいことでも相手を追い詰めない」・・・・・・その他もろもろ。 仕事のストレスの原因の多くは、「人間関係」ということを聞いたことがあります。「説得力」を身につけ、自分の思いが伝わることで人間関係がうまくいき、日々は一層、面白くなるはずです。 | ![]() |
『できる説得』 多湖 輝 著 1,260円(税込)
次に紹介するのは、『 転職の青本 』です。 いまの会社がいやな方、5月病になってしまった新入社員の方だけでなく、最近いまいちやる気が出ないという悪循環から抜け出せないと感じている方は必見です。 実は、私は二度ほど転職をしています。特に最初の転職のときは、未経験からの転職だったので、あいつぐ「不採用」の通知に、「なんでうまくいかないんだろう?」と、どんどん視野が狭くなっていく自分がいました。 そういうスパイラルに陥っているとき、特におすすめなのが、巻末にある「絶対採用!転職成功ノート」です。 | ![]() |
『転職の青本』 小松 俊明 著 1,365円(税込)
▼絶対採用!転職成功ノート(「転職の青本」巻末ページ)

その名の通り、書き込み式のノートになっており、著者のヘッドハンターである小松さんが、実際に転職の面談でもしている質問を読者に投げかけています。
たとえば、「あなたは何があれば仕事のパフォーマンスを上げられますか?」という質問。
これは自分という人間が何によって動機付けられ、どんな強みがあるのかを気づかせてくれます。
日々の仕事に追われると、自分の中にあった夢や目標もおぼろげになり、なんとなく過ごしてしまいがちです。紙に書くことで、手と目と頭にインプットされるのでしょう。
著者のメッセージでもある「自らの人生の操縦席に座る」ためにも、今の自分を振り返ってみるのも、いい機会ではないでしょうか。
最後にオススメするのが、 『 パートナーシップ・マネジメント 』です。 「〜マネジメント」と付くと、難しい経営論かと思われるかもしれませんが、この本では経営という枠に収まらない、これからの新しい働き方を提案しています。 これまで組織は「経営者→社員」、「上司→部下」、などのような上下の関係を基に動いていました。しかし、会社という入れ物が社員1人ひとりを守ってくれた時代は終わり、フリーター、契約社員、派遣社員というように個人の働き方をはじめ、新会社法の施行など組織単位でも働き方が大きく変わってきています。 そこで注目されるのが、価値観や思いを共有した「パートナーシップ」という関係であり、自らの力で動く「パートナーシップ・マインド」という意識です。 | ![]() |
『パートナーシップ・マネジメント』 橋口 寛 著 1,575円(税込)
強制的な力である程度、人は動くかもしれませんが、それには限界があります。
しかし、自らの意思で動き出した者たちが集まり、価値観や思いを共有し、力を合わせると化学変化が起こります。予想できない価値が生まれます。そういう意識を持って働くと、価値を生み出し、提供することが楽しくなり、必然的に日々も充実したものになるでしょう。
最後に、「説得力」を携え人間関係がうまくいき、自らを知って「人生の操縦席」に座り、「パートナーシップ・マインド」を持って自ら動きはじめた、みなさんの1日という24冊分の文庫本がどんな内容になるのか楽しみにしながら、失礼いたします。
<第3編集部 K>


